プリリジー

世界初の内服薬で、誰にも知られずPE治療

PE(早漏症)の男性は、日本全国におよそ500万人いるとされています。

 

 

しかし、デリケートな悩みですので、治療やケアをしないまま、自分ひとりで悩んでいる方が大多数です。

 

 

PEとは、挿入後から射精までの時間が2分以内であること、挿入前後、または挿入途中で、ほんの少しの刺激に反応し、本人の意思に反して射精してしまうことなどが診断の基準になります。

 

 

パートナーとの性的なタイミングが合わないのは、お互いにとって辛いものです。

 

 

プライドも傷つきますし、パートナーとの関係にも影響が出るかもしれません。

 

 

きちんとした治療をする必要があるのです。

 

 

従来のPEの治療方法としては、陰茎の手術などの外科的なもののほか、カウンセリングや抗うつ剤などが主流でした。

 

 

しかし、手術は身体にも経済的にも負担が重く、カウンセリングや抗うつ剤も、めざましいほどの効果は期待できなかったのです。

 

 

そんな悩めるPE患者に向け、2009年、ジョンソン&ジョンソンの製薬部門であるヤンセン・ジラク社から発売されたのが、世界初の服用タイプの早漏治療薬、プリリジーです。

 

 

日本では残念ながら未認可ですが、欧米各国をはじめ、世界10ヶ国以上で認可されており、数百万人のPE患者に使用されています。

 

プリリジーの副作用

プリリジーは、ダポキセチンを主成分とするセロトニン再取り込み阻害薬という薬に分類され、セロトニンという神経伝達物質がセロトニン受容体に吸収されてしまうことを防止し、セロトニンを増やすことで興奮を静めて気持ちを落ち着かせ、PEを防止する効果があります。

 

 

セロトニン再取り込み阻害薬は抗うつ剤として用いられることも多いですが、プリリジーは短時間作用型ですので、抗うつ効果はありません。

 

 

大規模な治験が行なわれており、これによってPEの改善効果が証明されている薬です。

 

 

プリリジーは、性行為の1時間〜3時間前に、1錠服用します。

 

 

効果が不十分な場合は2錠までなら増やしても構いません。

 

 

しかし、最初は1錠から様子を見ましょう。

 

 

服用するタイミングは、食前でも食間でも効果は変わりませんが、アルコールとの併用は避けてください。

 

 

また、プリリジーの服用を開始してから4週間経っても、もしくは6回服用しても効果がみられなかった場合は、服用することをやめ、医師への相談が必要です。

 

 

副作用としては、頭痛やめまい、下痢、不眠、疲労感などが報告されています。

 

 

しかし、これらは全て10%未満の発生率ですので、頻度が高いとは言えません。

 

世界で始めての飲む早漏治療薬プリリジー

プリリジーはベルギーのヤンセン・シラグ社がつくった世界で初めての飲む早漏治療薬です。

 

 

短時間作用型のセロトニン再取り込み阻害薬で、興奮を静める作用がある神経伝達物質セロトニンが受容体に吸収されるのを阻害します。

 

 

そうしてセロトニンを増やす事で射精を遅らせ、射精のタイミングをコントロールできるようにしてくれるのです。

 

 

その早漏改善のメカニズムは医学的に証明されており、臨床実験では、射精までの時間が服用前よりも4倍ほど長くなったというデータがあるほどで、世界の10カ国以上で認可されています。

 

 

ですが、日本では健康保険が適用できず1錠2000円前後と高額になってしまうため、低価格でプリリジーやジェネリックなどが購入できる個人輸入を利用する方も少なくありません。

 

 

服用方法は、性行為の1時間ほど前に1錠服用し、効果が足りない場合は2錠までの服用が可能です。

 

 

ただし、ひとによっては副作用が現れる場合もありますので、最初は1錠から始めるようにし、2錠にするのは次回からにしましょう。

 

 

15分程度で効き始める即効性のある薬で、飲むのは食前でも食後でもかまいませんが、ED治療薬と同じくアルコールの影響を受けやすい薬です。

 

 

服用する時はお酒を控える事が大切です。

 

 

また、4週間以上、もしくは6回以上服用しても効果がみられなかった場合は薬が合っていない可能性があります。

 

 

その場合は医師に相談して別の方法を探して下さい。

 

早漏改善治療薬 おすすめ!

プリリジーは早漏治療の薬ですが、早漏の判断基準としては、挿入から射精まで2分以内である事や、挿入している時の刺激だけで射精してしまう事などが挙げられます。

 

 

男性にとって早漏は勃起不全と併せて大きな悩みであり、早漏のプレッシャーから心因性の勃起不全を発症させてしまうこともあるのです。

 

 

そんな時に有効なのがED治療薬との併用で、同時に薬で改善する事によってコンプレックスが解消し、プレッシャーから解放されて心因性の勃起不全が改善する事もあります。

 

 

とくに即効性があり、早漏改善効果もあるといわれているレビトラとの併用が効果的です。

 

 

ただし、ED治療薬との併用は可能ですが、副作用が現れやすくなる事もあるので、これらの薬で副作用が出るという方は注意して下さい。

 

 

プリリジーの副作用としては、飲んだ方の10%程度に頭痛やめまい、下痢、不眠、疲労感などの症状が現れたと報告されています。

 

 

また、この薬を飲めない方や併用禁忌薬があるのでご注意下さい。

 

 

心臓の病気のある方、重度の肝機能障害や腎不全、起立性低血圧、てんかん、未成年者や60歳以上の高齢者などは利用できない場合があるので事前に医師に確認しましょう。

 

 

抗うつ薬やチオリダジン、抗真菌薬や抗HIV薬などとは併用できません。